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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/04/10

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【今日は何の日?】4月10日=バットマンが国内で放送スタート(1966年) / 雑学ネタ帳

バットマン(イメージ).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

57年前の1966(昭和41)年。この日の夜6時30分より、フジテレビにて『バットマン』の放送がスタート。現在、サザエさんが放送されている局と時間帯で、提供は松下電器不二家でした。
 
スーパーマンと並ぶ米国産の人気キャラクターとして認知度も高いバットマンですが、もともとは戦前期の1939年にコミック版が誕生し、早くも映画化されています。

初のTVドラマ版は米国内で1月からABCネットワークで放送開始したところ、たちまち大人気に。わずか3か月後に日本に輸入されたことになります。米国内では水・木曜に30分番組として放送される、日本では馴染みの薄い「週2回放送」というスタイルでしたが、日本放送では前後編を合わせた週1回の60分番組として放送され、8月からは30分番組となったのでした。

記念すべき第1回に登場した怪人は、もっとも知名度のあるジョーカーではなく、敵になぞなぞ勝負を挑むナゾラー(現・リドラー)でした。この日はNHKで午後6時から英国産の『サンダーバード』が放送スタート。午後7時から放送の『ウルトラQ』(TBS)は、現在も人気が高いカネゴン登場回とあり、夜6時30分から放送のバットマンは、両番組と被るため視聴率戦争においても、かなり強力な敵と戦うことになったのでした。

カラー番組ならではの明るくキッチュな色彩。登場するキャラクターは基本的に一緒ですが、怪人たちもアレな人というか愉快犯的な要素が強く、あくまで能天気な作風。決して近年の映画版で見られるシリアスなムードではなく、コメディ色が強いのも特長です。バットマンたちが暮らすゴッサムシティ(GOTHAM CITY)も、このドラマ版では「ゴッタムシティ」と呼ばれています。

場面変換時に見られる音楽とロゴマークの多用。バットマンと相棒のロビン少年が悪漢たちにパンチやキックを見舞う際、画面に大写しとなる「ZAP!!!」「OUCH!」「POW!」「WHAP!」「SOCK!」「KAPON!」など、謎の擬音文字など、それまで日本国内で見ることのなかった演出は、のちの多くの作品に影響を与えています。

オープニングは今や全世界のスタンダード曲となっているバットマンのテーマ(ニール・ヘフティ作曲)でしたが、本放送時のエンディングでは、ジャニーズが歌う歌詞付きの日本語版テーマが流されていました。

米国に続いて日本でも大人気となりましたが、昭和50年代に入ると、ほとんど再放送もされなくなり、「懐かしのヒーロー」といった扱いをされていましたが、89(平成元)年に、ティム・バートン監督、マイケル・キートン主演の新作版映画が公開されて以降、再び人気と知名度が復権。以降はコンスタントに新作映画やスピンオフ作品が作られ続けています。 
 
  参照 : 昭和41年3月23日付、4月10日付の読売新聞朝刊

   文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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