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【今日は何の日?】4月11日=国産の小児麻痺ワクチンが初めて摂取される(1960年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
63年前の1960(昭和35)年。それまで、全てを海外からの輸入品に頼っていた小児麻痺のソーク・ワクチン(不活化ポリオワクチン)の国産品が完成。この日の午後、国立東京第一病院(現・国立国際医療研究センター=東京都新宿区)にて初めて赤ちゃんに接種されました。
ワクチンは58(昭和33)年以来、国立予防衛生研究所のリケッチア・ウイルス部(北岡正見部長)にて国産化が急がれていました。このほど、ようやく安全性、効力など、全ての検査が終わり、赤い色の国産ワクチン1ccは、目黒区在住の11か月男児の腕に注射されたのでした。
この日までに製造されたワクチンは約7,000人分。開発にあたった北岡博士も「外国品と比べて効力も大きいはず」と太鼓判。これにてようやく国産ワクチンが軌道に乗り始めることになります。
厚生省(現・厚生労働省)の計画では60年度に輸入と国産で15万人分を用意し、翌61年度には輸入をストップして国産一本に絞ったうえで30万人分、62年度には50万人分、63年度には100万人分、64年度には300万人分と増やしていく計画だったそうです。
参照 : 昭和35年4月12日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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