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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/04/11

#ソーク・ワクチン#不活化ポリオワクチン#今日は何の日?#厚生省#国産ワクチン#国立予防衛生研究所#国立東京第一病院#小児麻痺ワクチン

【今日は何の日?】4月11日=国産の小児麻痺ワクチンが初めて摂取される(1960年) / 雑学ネタ帳

ワクチン注射(イラスト).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

63年前の1960(昭和35)年。それまで、全てを海外からの輸入品に頼っていた小児麻痺のソーク・ワクチン(不活化ポリオワクチン)の国産品が完成。この日の午後、国立東京第一病院(現・国立国際医療研究センター=東京都新宿区)にて初めて赤ちゃんに接種されました。

ワクチンは58(昭和33)年以来、国立予防衛生研究所のリケッチア・ウイルス部(北岡正見部長)にて国産化が急がれていました。このほど、ようやく安全性、効力など、全ての検査が終わり、赤い色の国産ワクチン1ccは、目黒区在住の11か月男児の腕に注射されたのでした。

この日までに製造されたワクチンは約7,000人分。開発にあたった北岡博士も「外国品と比べて効力も大きいはず」と太鼓判。これにてようやく国産ワクチンが軌道に乗り始めることになります。

厚生省(現・厚生労働省)の計画では60年度に輸入と国産で15万人分を用意し、翌61年度には輸入をストップして国産一本に絞ったうえで30万人分、62年度には50万人分、63年度には100万人分、64年度には300万人分と増やしていく計画だったそうです。

 参照 : 昭和35年4月12日付の朝日新聞朝刊

  文 / 高木圭介
 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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