Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2023/04/12

#今日は何の日?#日本橋#昭和38年#東京オリンピック#種痘高速#道路標識元標#首都高速4号線#首都高速道路#首都高速道路公団#高速道路

【今日は何の日?】4月12日=日本橋の上を横切る高速道路の工事がスタート(1963年) / 雑学ネタ帳

日本橋.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど60年前の1963(昭和38)年。翌年(64年)10月に開催の東京オリンピックに向けて東京の大改造が進む中、日本橋(東京都中央区)の上空を横切る首都高速道路の工事が、この日の深夜0時にスタートしました。

現在も日本橋の空を覆い隠す首都高速道路4号線は、都心と明治公園、代々木の五輪選手村を結ぶほか、近く完成予定の江戸橋インターチェンジ(現・江戸橋ジャンクション)にて、東京の玄関・羽田空港と都心を結ぶ1号線とも連絡する重要道路です。

首都高速道路公団では総工費300億円をかけて、さる61(昭和36)年6月より工事をスタート。この日の深夜0時から、日本橋を挟んで日本橋川の東西にすでに完成している橋脚に橋ゲタを渡す工事が始まったのです。

国内道路の起点である日本橋にフタをして、景観を壊してしまうことに対しては当時から批判の声がありました。日本橋の中央にある道路標識元標と欄干の中央にあるはともに歴史的、芸術的価値があり、高さが7メートル以上もあるため、普通に建築すると、塔の先端部分が高速道路から飛び出てしまうことになります。

そこで同公団では、高速道路の上り線、下り線を分離したうえで、中央部に空間を作り、そこに元標と塔の先端を入れるように設計。また東京オリンピックに間に合わせるよう、突貫工事が当たり前である中、日本橋の工事は夜間のみに限定。高速道路が現在のように、日本橋上空を横断しつつ覆ったのは7月末のことでした。

現在、首都高都心環状線を地下に移す工事が進められており、計画によりますと地下ルート開通は2035年全面撤去は2040年の予定となっています。

 参照 : 昭和38年4月12日付の朝日新聞朝刊

  文 / 高木圭介

 

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事