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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/04/16

#GHQ#サザエさん#トルーマン大統領#ブロンディ#マッカーサー元帥#今日は何の日?#昭和26年(1951年)の出来事#朝日新聞#長谷川町子

【今日は何の日?】4月16日=マッカーサー元帥が去り、サザエさんがやってくる(1951年) / 雑学ネタ帳

桜新町・サザエさん通り.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

72年前の1951(昭和26)年。終戦から約6年間、連合国軍総司令官として日本に滞在していたダグラス・マッカーサー元帥が日本を去り、この日から朝日新聞朝刊にて漫画『サザエさん』(長谷川町子・作)の連載がスタートしました。

それまで朝日新聞の朝刊には、49(昭和24)年元日付紙面から、米国の新聞連載漫画『プロンディ』(チック・ヤング作)が連載されていました。これには米国文化の浸透を狙ったGHQ(連合国軍最高司令部)の意向があったとされており、まだテレビがなかった時代、ブロンディを通じて、戦勝国アメリカの空気を感じていた日本人も多かったようです。

そんな矢先、4月11日深夜に米トルーマン大統領がマッカーサー元帥の解任を発表。日本国中が大騒ぎとなる中、4月14日付の朝日新聞朝刊紙上にて、2日後の4月16日から、サザエさんの連載スタートが告知されます。その社告では、すでにサザエさんとマスオさんは結婚しており「タラちゃんという女の子があり~」と説明されていました。

サザエさんは終戦間もない46(昭和21)年4月より、福岡県の地方紙・夕刊フクニチにて連載スタート。その後、長谷川町子さん一家の東京移住を機に、現在の「東スポ」こと東京スポーツ新聞の前々身にあたる「新夕刊」へと移籍。その後は夕刊朝日新聞にて連載されていました。

4月15日付の朝日新聞朝刊にて、『ブロンディ』の連載は何事もなかったかのように終了。漫画の下には「あすからサザエさん連載」と告知され、翌4月16日紙面では「サザエでございます。皆さまどーぞよろしく」(byサザエ)と元気に連載がスタートしたのでした。

サザエさん掲載の朝刊が各家庭に配られていた午前7時23分、戦後日本のひな型を作ったともいえるマッカーサー元帥とその家族が愛機・バターン号(ダグラス社C-54)にて羽田空港を飛び立ち、ホノルル、サンフランシスコ経由でワシントンへと向かったのでした。

 参照 : 昭和26年4月14日付、4月16日付の朝日新聞朝刊

        文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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