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【今日は何の日?】4月19日=高見山が徴兵検査でうれしい不合格(1968年) / 雑学ネタ帳
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55年前の1968(昭和43)年。大相撲で外国出身、外国籍で初の幕内力士となったばかりの高見山(当時23歳=高砂部屋)が埼玉・朝霞市の米軍キャンプにて徴兵検査を受け、体重オーバーで不合格となりました。
高見山はハワイ・マウイ島出身。当時は米国籍だったため米国ハワイ州陸軍の予備役という扱いとなり、国外にいても3年に1度は徴兵検査を受ける義務があったのです。幕下時代の65(昭和40)年にも徴兵検査を受けたことがありましたが、体重オーバーで不合格に。2度目となった今回も、地方巡業中に高砂部屋に出頭令状が届き、巡業を休んだ高見山は4月18日までに帰京して、徴兵検査を受けたのでした。
高見山の巨体や活躍は米軍にも知れ渡っており、検査は朝7時30分から、一人だけの特別枠で受験することに。体重はリミットとされる240ポンド(約110キロ)を軽く上回って150キロ近くもあったため、問答無用で不合格に。検査後、高見山は米軍キャンプ内の病院でベトナム傷病兵の慰問をした後、高砂部屋へと戻り、師匠の高砂親方(元横綱・前田山)に"めでたい不合格"を報告。
「ボク体重がありすぎる。10貫目(約37キロ)もオーバーしているから、兵隊に来いとは言われなかった。ボクは戦争キライ。相撲を続けられて良かった」(高見山)と安堵の表情を見せていたそうです。
参照 : 昭和43年4月12日付、4月20日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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