#アルプス#ディーゼルカー#上諏訪#中央線#今日は何の日?#八王子#国鉄#塩尻#大月#急行アルプス#新宿#昭和35年(1960年)の出来事#松本#特急あずさ#甲府#辰野
【今日は何の日?】4月25日=国鉄中央線にディーゼル急行「アルプス」が誕生(1960年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
63年前の1960(昭和35)年。国鉄(現・JR東日本)がこの日より新宿~松本間に中央線初となるディーゼル急行列車「アルプス」の運行が1日2往復でスタートしました。
それまで「アルプス」の名称は夜行の準急列車として使用されていましたが、新たに日中運行の急行電車の名称に昇格した形となります。
山深い地域を走行する中央線は、スイッチバック区間や単線区間、まだ非電化区間も多かったことからダイヤ編成が難しく、なかなかスピード化が進まず、新宿~松本間は5時間40分もかかっていました。急行アルプスは、それを1時間20分も短縮する4時間20分で走り、大幅なスピードアップを成功させます(※現在の特急あずさは最速2時間35分で同区間を走行)。
それまで夜行で準急列車が存在していましたが、中央線初の急行列車誕生にあたり、沿線の各地域では早くも「急行停車駅」をめぐり激しい争奪戦が繰り広げられました。その結果、八王子、大月、甲府、上諏訪、辰野、塩尻の6駅が固定の停車駅に決定。このほか、第一アルプスの上り列車(松本発7時25分、新宿着11時45分)が初鹿野駅(現・甲斐大和駅)、第二アルプスの上り列車(松本発16時30分、新宿着20時55分)が塩山駅に停車することが決定。これは乗降客のためというより、スイッチバックや単線区間ゆえのダイヤ編成のための処置だったと思われます。
新宿~松本間の全電化工事が完成した66年からは、さらに速く同区間を結ぶ特急あずさがデビュー。ディーゼルカーとともに誕生した急行アルプスも75年には全車両が電車化され、国鉄末期の86年には元の夜行電車1往復に戻り、2002年のダイヤ改正で廃止されています。
参照 : 昭和35年4月12日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
SNSシェア
介護のみらいラボ編集部コメント
高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。