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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/04/26

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【今日は何の日?】4月26日=ジョージ・フォアマンが1対5の変則マッチを行う(1975年) / 雑学ネタ帳

ボクシング(リング).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

48年前の1975(昭和50)年。カナダ・トロントにて前ボクシング世界ヘビー級王者ジョージ・フォアマン(米国=当時26歳)が、ボクシング界では大変珍しい、1人で5人を相手に続けて戦う「1対5変則マッチ」を強行しました。

フォアマンは前年(74年)10月、ザイール(現・コンゴ民主共和国)の首都・キンシャサで行われたモハメド・アリとの世界タイトルマッチに敗れて王座から転落。以降、リングから遠ざかっていましたが、キンシャサ以来のリング復帰が、この変則マッチとなりました。

ルールはフォアマンと5選手がそれぞれが3ラウンドずつ、計15Rを戦うもの。5選手の内訳は、すでに10年前に引退していた41歳の老兵、アロンゾ・ジョンソンジュリー・ジャッジテリー・ダニエルズチャーリー・ポライトブーン・カークマン。前日の計量会場で5選手と顔を合わせたフォアマンは、二の腕の筋肉を誇示しては、たくましさをアピールするなど元気一杯だったそうです。

試合はジョンソンとジャッジ、ダニエルズの3人をそれぞれ2RでKO。残るポライト、カークマンとはフルラウンド戦い抜き判定勝利。計10Rを1人で戦い、全員に勝利したフォアマンは少しも疲れた様子を見せぬまま、テレビ解説者としてリングサイドに座っていたモハメド・アリと激しい舌戦を繰り広げていたそうです。

リングを降りたフォアマンは「今度はアリと、ジョー・フレイジャー、ケン・ノートンを相手に一晩で試合してやる!」と豪語しつつ、世界王座奪回をアピールしたのでした。

そんなフォアマンでしが、2年後(77年)にジミー・ヤングに判定負け後に引退を表明。その後はなんとキリスト教の牧師に転向します。そこから10年後の87年に38歳にして、まさかの現役復帰。誰もが冗談か悪ふざけのように捉えていたものの、94年4月にはマイケル・モーラーを倒して、約20年ぶりに世界ヘビー級王座(WBA・IBF)に返り咲き。自らが敗れたことで伝説となった「キンシャサの奇跡」以上の奇跡を起こしたのでした。 

 参照 : 昭和50年4月28日付の朝日新聞朝刊

      文 / 高木圭介


 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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