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【今日は何の日?】4月30日=川崎市営トロリーバスが廃止(1967年) / 雑学ネタ帳

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56年前の1967(昭和42)年。国鉄(現・JR東日本)や京浜急行の川崎駅東口から、海側の工業地帯を運行していた川崎市営トロリーバスが、この日をもって全廃されました。
「トロリーバス」とはバス車体上部の2本のポールを経由して、架線から電気を供給しつつ走るバス型の路面電車の通称。タイヤで道路を走行しているものの法律的にはバスではなく電車に分類されるそうです。
戦前期は国内でも京都に1路線が存在するだけでしたが、終戦後のガソリン不足、レール不足に後押しされる形で見直されて全国的に普及。この67年4月時点でも東京、横浜、川崎、大阪、京都で計320台が運行し、年間延べ200数十万人の乗客を運んでいました。
しかし、車体がやや大きめ(2両編成が主流)だったことが災いし、人件費節約で主流となりつつあったワンマンカーへの移行ができず、さらに乗降時には道路中央から歩道側に寄る必要があるため、他の自動車から邪魔者扱いされることが増え、運輸省や各自治体でも廃止が検討され始めていました。
工場地帯を抱える川崎市では51(昭和26)年3月に戦後初、日本で3番目となる都市トロリーバス新線として開業。労働者たちの足として大活躍しましたが、お隣の横浜市営トロリーバスよりも5年ほど早く全廃を決定。廃止路線には通常のバスを運行させることとなりました。
56年前に姿を消した川崎市営トロリーバスですが、現在は同じく川崎市内といっても、トロリーバスとはまったく関係のなかった高津区の二子塚公園に保存展示されています。
参照 : 昭和42年4月30日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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