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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/05/03

#プロ野球#ホース#今日は何の日?#昭和33年#東映フライヤーズ#近鉄パールス#駒沢オリンピック公園総合運動場#駒沢公園#駒沢球場

【今日は何の日?】5月3日=プロ野球の試合後、ホースで少年ファンを撃退(1958年) / 雑学ネタ帳

グラウンドに水まき.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

65年前の1958(昭和33)年。東京・駒沢球場で行われたプロ野球のパ・リーグ公式戦、東映フライヤーズ(現・北海道日本ハムファイターズ)vs近鉄パールス(現・オリックスバファローズ)の試合後、グラウンド内に飛び降り、サインをねだり選手を追いかけ回すちびっ子ファンを、整理員がホースで水をまきつつ撃退するという珍事がありました。

駒沢球場は東映の本拠地。53(昭和28)年に開場したものの、周辺一帯が64(昭和39)年の東京オリンピック用の施設として再開発されることとなり、62(昭和37)年のシーズン後に廃止、撤去され、わずか9年の歴史に終止符を打ちました。

この日は憲法記念日で祝日。ゴールデンウィークとあり、内野席の入場料を子ども限定で30円とするサービスが実施されました。そのため普段は閑古鳥が鳴くことも多い駒沢球場に、なんと1万人もの大観衆が詰めかけたのです。

試合は3対1で東映が快勝。すると観戦していた子どもたちが一斉にグラウンドへと飛び降り、サインを求めてグラウンド内で選手たちを追いかけ回すという事態に。一時はケガ人が心配されるほどの事態となり、ついにはグラウンドの整理員がホースを手にして、水を噴射させては子どもたちを追っ払うという荒療治に出ました。

ホースによる水攻めで、ケガ人を出さずにその場は収拾しましたが、場内放送もないまま、いきなり子どもたちに水をかけては追っ払うという手法は、今だったら大炎上していたことでしょう。

しかし、5月のデーゲームの出来事です。ホースで水をかけられた子どもたちも、案外とキャッキャッと喜んでいたのかもしれません。そんな駒沢球場があった場所は、現在の駒沢オリンピック公園総合運動場の第二球技場のあたりです。

 
 参照 : 昭和33年5月4日付の毎日新聞朝刊

    文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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