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【今日は何の日?】5月8日=国鉄・四ツ谷駅の脇で生き埋め騒動(1951年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
72年前の1951(昭和26)年。国鉄(現・JR東日本)四ツ谷駅の脇で、金属の発掘作業をしていた植木職人の男性(57)が土砂崩れによって生き埋めとなり、奇跡的に救出される事件が起きました。
この頃、朝鮮戦争の勃発に伴い、鉱物・鉱山・金属などの事業が潤い、機械金属を中心に海外需要と輸出額が急増。それらの産業を記す漢字に「金へん」がついていることから「金へん景気(かねへんけいき)」と呼ばれていました。
この日の午後2時半頃、四ツ谷駅の脇にあった戦災による焼け跡整地の土砂山で、男性がせっせと「金へんのヒカリ物」を求めて発掘作業に励んでいたところ、突如として土砂崩れが起き、男性は約2メートルの穴に生き埋めとなってしまいました。
慌てた同僚がすぐさま麹町消防署へと急報。すると、電話に出た消防士(32)は生き埋めとなった男性の娘婿だったという偶然!。
義父の一大事に、雨を蹴散らしつつ救助作業にあたった消防士は、なんとか男性を救出し、近くの東京警察病院へと収容し、義父の一命を救ったのでした。
金へん景気も3年目に入っていたこの頃、"東京鉱山"は多くの人によって、掘り尽くされており、その内部は大抵スッカラカン...。折からの雨続きで、そんな空洞に雨が降り注いだことが土砂崩れの原因と見られています。
参照 : 昭和26年5月9日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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