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【今日は何の日?】5月9日=郵便物の日曜休配が試験的に実施(1965年) / 雑学ネタ帳

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58年前の1965(昭和40)年。東京・神田郵便局で全国の各郵便局に先がけ、郵便物の日曜休配が試験的に実施されました。
2021年10月から郵便物や「ゆうメール」の土曜配達が休止されたことが話題となっていますが、1871(明治3)年に日本国内で郵便事業がスタートして以降、約90年間は日曜配達が当たり前の時代が長く続いていたのでした。
このたび「人手不足の解消」「完全週休制の実施」を目的として、初めて試験的に配達業務を休業することに。試験実施に神田郵便局が選ばれたのは、同局管内は約3万戸の配達対象家屋のうち、8~9割が会社と商店であり、その多くが日曜は休業or留守という点が理由でした。
初の休業初日は、同局の配達員190人のうち速達要員20人を除いて、残りの全員が世間一般と同じく日曜休暇。いつもは配達員が忙しく出入りしている集配課フロアも、ポストから集めてきた大量の郵便物のみが机に高く積まれているのみで人影もまばら。自転車置き場も赤い自転車がズラリと並びつつつ待機という珍しい光景が見られたそうです。
心配されていた休配への苦情もなく、まずは上々の滑り出し。全国的に普通郵便(はがきや手紙)の日曜配達が廃止へと踏み切られたのは、3年後の68(昭和43)年のことでした。
参照 : 昭和40年5月10日付の読売朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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