#ぜんそく#オキ#カメルーン#ゴリラ#ゴリラショウ#ゴン太#ストレス#プッピー#今日は何の日?#名古屋市#愛知県#昭和48年(1973年)の出来事#東山動植物園
【今日は何の日?】5月16日=東山動植物園の人気者・ゴン太君が死ぬ(1973年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
ちょうど半世紀前の1973(昭和48)年。名古屋・東山動植物園の人気者だったゴリラのゴン太君(オス)が、持病のぜんそくが悪化したため死にました。
ゴン太君はこの日の午前7時15分、住み慣れた獣舎の中でうつぶせになって口から血を吐いたまま息を引き取っていたのでした。
16才とゴリラの平均寿命(当時)より、1年ほど短命だった理由はアフリカの大自然から引き離され、コンクリートに囲まれての生活、そして空気の汚れによるストレスだったと推測されています。
ゴン太君が東山動植物園にやってきたのは、まだ赤ちゃんゴリラだった59(昭和34)年のこと。カメルーンからメスのオキ、プッピーとともに来日。その価格は1頭につき272万円だったそうです。
親代わりとなった飼育員さんが四六時中、一緒に過ごすという献身ぶりによって、3頭のゴリラに芸を仕込むことに成功。ラッパを吹いたり。太鼓を叩いたり、ゴリラなのにモンキーダンスを踊ったりと、20種類以上の芸を覚え、世界初となる「ゴリラショウ」は大変な人気に。東山動植物園の名物となりました。
ところが、成長とともに野性の本能が目覚めはじめたのか? ゴリラたちは徐々に飼育員さんの言うことを聞かなくなってきたため、ゴリラショウは68(昭和43)年をもって中止に。以降は動物主体の動植物園の一員として過ごし、それでも変わらぬ人気を誇っていたそうです。
参照 : 昭和48年5月16日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
SNSシェア
介護のみらいラボ編集部コメント
高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。