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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/05/25

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【今日は何の日?】5月25日=有楽町で逢いましょう~有楽町そごうがオープン(1957年) / 雑学ネタ帳

有楽町駅前(日比谷口).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

66年前の1957(昭和32)年。国電の有楽町駅前(西口)に新築された読売会館内に有楽町そごう(そごう東京店)がオープンしました。大阪本店、神戸店に続く3号店、そごうの首都圏進出第1号店となりました。

大型百貨店開店に向けた広告には「満都におくる自信の品々(かずかず)」「満都の皆さまへ開店かざるプレゼント!」などのコピーが踊りました。今ではあまり使われることのない満都(まんと=都に住むすべての人、都全体の意)なる言葉が時代を感じさせます。

そして、有楽町そごう開店に向けて、もっとも有名になったコピーが「有楽町で逢いましょう」でした。これは米国映画「ラスヴェガスで逢いましょう」をヒントに作られたコピーで、そのコマーシャルソングとして作られたフランク永井さん歌唱による同名曲(※レコードは7月に発売)も大ヒット。開店を前にした4月からは日本テレビにて、そごう1社提供による同名の歌番組も放送され始め、フランク永井さんの低音の魅力、歌の大ヒットに引っ張られるようにして11月には宮崎博史さん作の同名小説、翌58(昭和33)年1月には大映で同名映画が公開されました。

それまで有楽町といえば、戦前期からあった日劇(日本劇場=現・有楽町マリオン)や、52(昭和27)年から放送開始し、国民的人気となったラジオドラマ「君の名は」における重要な舞台となった数寄屋橋など銀座口のスポットこそが、全国的に知られるランドマークでした。この「有楽町で逢いましょう」の徹底したタイアップ作戦によって西口側の認知度も大いに高まり、有楽町のイメージも大きく変化したのでした。

そんな有楽町そごうでしたが、百貨店利用客の減少に伴い2000(平成12)年9月をもって閉店。その跡地にはビックカメラ有楽町店写真)が入店しています。

 参照 : 昭和32年5月19日、5月21日、5月23日、5月25日付の毎日新聞に掲載された有楽町そごうの広告

   文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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