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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/05/29

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【今日は何の日?】5月29日=家出中のチンパンジー母子が2日ぶりに発見される(1968年) / 雑学ネタ帳

チンパンジー(親子).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

55年前の1968(昭和43)年。多摩動物公園(東京・日野市)で、チンパンジー島から脱走し、行方不明になっていたチンパンジーの母子が、この日の午後2時10分頃、同園内の昆虫館とライオン園の間にある山の中で発見され、約60人の職員に包囲されて捕獲。無事にチンパンジー島へと戻されました。

母チンパンジーは58(昭和33)年にアフリカから来日し、約5年にわたり調教を受けた後、ジュースのテレビCMなどに出演してお茶の間の人気者となっていたジャーニー(メス12才、身長1.1メートル、体重50キロ)、子どものほうは生後11か月のジェーン(メス)でした。

2頭は5月27日にアフリカ園のチンパンジー島から逃げ出し、母と子で園内を平然と歩いている姿を見物客に目撃されて大騒ぎに。その後の足取りは不明となっていました。

ひょうたん型のチンパンジー島(長さ35メートル、広さ160平方メートル)の周囲には弱い電流が流される電線が張り巡らされ、島の回りにも深さ2メートルほどの堀があり、2頭がどうやって逃げたのか? 動物園の職員も首をひねるばかり。5年前(63年)には、逃げようとしたメス2頭が堀で水死するという痛ましい事故が起きており、気が気ではありません。

警視庁日野署に捜索願いを出しつつ、職員130人が総出で園内や付近をパトロールしましたが、2頭を発見することはできず、2日間が経過...。この日の昼過ぎになって、ようやく園内の山中でジェーンを抱っこしているジャーニーを発見できたのでした。

子連れ家出でお騒がせしたジャーニーでしたが、ジェーンも含めて計10頭の子どもに恵まれ、2003年3月に死亡。推定年齢は46才でした。 
 
 参照 : 昭和43年5月29日付の読売新聞朝刊と夕刊

             文 / 高木圭介

 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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