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【今日は何の日?】6月2日=文豪・川端康成がNHK朝ドラに出演(1965年) / 雑学ネタ帳
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《画像はイメージです》
58年前の1965(昭和40)年。朝8時15分から放送されたNHK連続テレビ小説『たまゆら』に文豪・川端康成さん(当時65歳)が通行人役で出演し、視聴者を驚かせました。
4月5日から放送スタートした『たまゆら』はNHK朝ドラの5作目。会社を定年退職した主人公が第2の人生を求め「古事記」を手に旅をするというお話でした。主演はベテランの笠智衆さん。そして、このドラマのために初めて原作を書き下ろしたのが川端さんだったのです。
この日の放送には京都に嫁いだ長女(扇千景さん)が京都府立植物園(写真)にて、顔見知りの老人と立ち話をしているというシーンがあり、その老人を演じていたのが川端さんでした。
実は川端さん、取材旅行のため京都を訪れたところ、たまたま自身が原作を手がける『たまゆら』が撮影中であることを知り、スタッフ一同を激励するために、ブラリとロケ現場へと立ち寄ったのです。その場で担当ディレクターに拝み倒され、ヒッチコック監督よろしくカメオ出演するハメに......。川端さんは扇千景さんとのツーショットに大いにテレまくっていたとか。
豪華なゲスト出演者にスタッフたちも大喜び。「(川端)先生の出演なんて、とても考えられないことだが、それがなかなかうまいんです。むしろ貴重なスナップといえるでしょう」と感激していたそうです。
そんな川端さんが、日本人初となるノーベル文学賞を受賞するのは3年後(68年)のことでした。
参照 : 昭和40年5月31日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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