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【今日は何の日?】6月8日=関東圏で初のVTR放送が行われる(1958年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
65年前の1958(昭和33)年。この日は日曜日。ラジオ東京テレビ(KRテレビ=現・TBS)では、午後1時15分から午後2時まで『観劇会 デン助の裏街人情』を放送。この番組が関東圏で初となるVTR(ビデオ・テープ・レコーダー)を使用した放送となりました。
現在のテレビ放送ではニュースやスポーツ中継、一部のバラエティ番組を除けばVTR収録のものが主流です。しかし当時は、ニュースやバラエティはもちろん生放送が基本。ドラマなどでも高価なフィルムで撮影するよりも、生放送されるものが多かったのです。
同局では当初、浅草演芸場より大宮敏充さん率いるデン助劇団の演目を生中継する予定でした。しかし、この日は当時のキラーコンテンツである六大学野球「早慶戦」(午後2時~)をはじめ、「ミス・ユニバース日本代表選出」(午前11時~)など、4つもの中継放送が重なってしまったため、生中継用の機材がまかないきれなくなってしまったのです。
そこで5月末に米国より輸入したばかりのテレビ録画録音機(VTR)の初導入を決定。6月6日夜に浅草演芸場へとVTR機器を持ち込みも、デン助劇団の舞台喜劇を収録したのでした。
その後も徐々に各局にてVTR収録番組は増え続けましたが、当時はビデオテープがとても高額だったため、放送が終わり次第、すぐにそのビデオテープを再利用して次の収録番組を上書き録画していました。そのためフィルムで撮影された番組とは違い、VTR収録番組のほとんどは現存していません。
参照 昭和33年6月8日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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