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【今日は何の日?】6月10日=オート三輪が足利学校の門を破壊する(1964年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
59年前の1964(昭和39)年。1120年もの古い歴史を持ち、日本最古の学校と言われる史跡・足利学校(栃木県足利市)の入徳門(にゅうとくもん)が、心ない運転によるオート三輪によってメチャクチャに破壊される事件が起きました。
この日の午後1時25分頃、佐野市浅沼町の竹店の19歳運転手が、荷台に綿糸俵を高さ2.2メートルにまで積み上げたオート三輪を運転しつつ、入徳門を通り過ぎようとしたところ、積み上げた荷物が天井に突き当たり、入徳門と付属の塀などをなぎ倒し、屋根瓦も崩れ落ちてしまいました。
入徳門の入口には「車馬通行止」の立木があり、運転手がこれを無視して門をくぐろうとしたことが原因でした。
足利学校の創建については、奈良時代の国学の遺制説、平安時代の小野篁説、鎌倉時代の足利義兼説など諸説がありますが、歴史上で明らかになってくるのは、室町時代の1439(永享11)年に関東管領の上杉憲実が現在、国宝に指定されている書籍を寄進し、鎌倉の円覚寺から僧・快元を招聘し、初代の庠主(しょうしゅ=校長)としたうえで学校経営にあたらせるなどして学校を再興してからと伝えられています。
今は見かけないオート三輪で破壊された事件というのも、59年後の現在からすると、歴史を感じさせる出来事ではあるのですが...。
参照 : 昭和39年6月11日付の毎日新聞朝刊
足利市ホームページ
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介護のみらいラボ編集部コメント
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