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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/06/26

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【今日は何の日?】6月26日=小田急電鉄が流線型のロマンスカーをお披露目(1957年) / 雑学ネタ帳

小田急ロマンスカー(SE).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。


66年前の1957(昭和32)年。小田急電鉄がスピード時代に相応しい特急ロマンスカー用の流線型車両・SE(Super Express Car=3000形)が、7月6日の運行開始を控え、関係者を招いて行われた試運転にて初めてお披露目されました。

それまでも新宿と箱根方面を結ぶ特急ロマンスカーは運行されていましたが、車両に関してはそれまでの定番である「四角い顔に地味な配色」でした。ところが、このSE車(写真左側の車両)は流線型に、オレンジ色とシルバーグレーの配色という、まさに未来を感じさせる画期的なものだったのです。 
 
もちろん性能も素晴らしく、鉄道技術研究所の指導によって小田急が製造し、8両連結で定員356人、最高速度125kmで新宿駅から箱根湯本駅まで約1時間30分で結ぶ当時の最新技術が投入された快速車でした。

SE車のロマンスカーはデビュー同時に大評判となり、すぐに夏休みシーズンと重なったため、予約が殺到するほど大人気となったそうです。

運行開始後も技術開発は続き、9月には異例となる国鉄と私鉄の初の共同走行試験が実施。国鉄東海道線の線路を使用して走行試験が行われ、当時の世界最高記録(1067mmの狭軌)となる145kmを記録。

このSE車の設計や開発、走行試験で得られたデータは、7年後に開通する夢の超特急・(東海道)新幹線の開発に多大な影響を与えたのでした。 

 参照 : 昭和32年6月27日付の毎日新聞朝刊

   文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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