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【今日は何の日?】6月27日=警視庁が第三台場で豪快な爆破実験(1952年) / 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
71年前の1952(昭和27)年。戦後間もないこの時期、全国各地の"日共系事件"で多用され問題視されていた火炎瓶などの威力を試す実験が、東京・芝浦沖の第三台場(東京都港区=現・台場公園)で実施されました。
実験には警視庁から警備第二部長をはじめ、警備、公安の各課長、鑑識課員ら約200名が集結。日共が武器製造の教科書としている「栄養分析表」を参考に、警視庁の刑事科学研究所が「手製爆薬」「手製手投弾」「時限爆薬」など約10種類の手製爆薬を、凄まじいごう音とともに次々と爆発させていきました。
インク瓶ほどの「手製爆薬」が石畳の上になげつけられると、物凄い音とともに白煙がもうもうと立ち込め、長さ30センチほどの水道管で作られた「時限爆薬」の爆発では、警視庁のお歴々も思わず木の陰に隠れたり、地べたにへばりつくなどして、それぞれ自衛防御していたそうです。
係員の説明によると、「栄養分析表」をもとに作られたお手製爆薬は「小さな警察署だったら、この一発で吹っ飛ぶ」とされ、たっぷりと2時間をかけた爆破実験の結果「相当の威力がある」と結論づけられました。
現在の第三台場は「台場公園」として一般市民に開放され、ゆりかもめのお台場海浜公園駅からすぐというアクセスですが、当時はまだ周囲の埋め立ても進んでおらず、地続きでもなかったので、一般人が気軽に立ち入る事のできない場所でした。
第三台場は都心から近く、周辺に気を使う心配が無用の立地のため、警視庁の爆破実験だけでなく、爆発シーンなどのある映画やドラマの撮影にうってつけ。その後も仮面ライダーをはじめとする特撮作品や映画、刑事ドラマなどの撮影によく使用されていました。
参照 : 昭和27年6月28日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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