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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/06/27

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【今日は何の日?】6月27日=警視庁が第三台場で豪快な爆破実験(1952年) / 雑学ネタ帳

第三お台場.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

71年前の1952(昭和27)年。戦後間もないこの時期、全国各地の"日共系事件"で多用され問題視されていた火炎瓶などの威力を試す実験が、東京・芝浦沖の第三台場(東京都港区=現・台場公園)で実施されました。

実験には警視庁から警備第二部長をはじめ、警備、公安の各課長、鑑識課員ら約200名が集結。日共が武器製造の教科書としている「栄養分析表」を参考に、警視庁の刑事科学研究所が「手製爆薬」「手製手投弾」「時限爆薬」など約10種類の手製爆薬を、凄まじいごう音とともに次々と爆発させていきました。

インク瓶ほどの「手製爆薬」が石畳の上になげつけられると、物凄い音とともに白煙がもうもうと立ち込め、長さ30センチほどの水道管で作られた「時限爆薬」の爆発では、警視庁のお歴々も思わず木の陰に隠れたり、地べたにへばりつくなどして、それぞれ自衛防御していたそうです。

係員の説明によると、「栄養分析表」をもとに作られたお手製爆薬は「小さな警察署だったら、この一発で吹っ飛ぶ」とされ、たっぷりと2時間をかけた爆破実験の結果「相当の威力がある」と結論づけられました。

現在の第三台場は「台場公園」として一般市民に開放され、ゆりかもめお台場海浜公園駅からすぐというアクセスですが、当時はまだ周囲の埋め立ても進んでおらず、地続きでもなかったので、一般人が気軽に立ち入る事のできない場所でした。

第三台場は都心から近く、周辺に気を使う心配が無用の立地のため、警視庁の爆破実験だけでなく、爆発シーンなどのある映画やドラマの撮影にうってつけ。その後も仮面ライダーをはじめとする特撮作品や映画、刑事ドラマなどの撮影によく使用されていました。
 
 参照 : 昭和27年6月28日付の朝日新聞朝刊

    文 / 高木圭介


 

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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