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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/07/01

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【今日は何の日?】7月1日=TBSが『ルーシー・ショー』の公開吹き替えを実施(1963年) / 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

 

ちょうど60年前の1963(昭和38)年。TBSテレビが午後5時30分より、東京・赤坂のTBSホールにて人気の米国産テレビ映画『ルーシー・ショー』の吹き替えを一般公開しました。

昭和30年代はまだ、国産のテレビ映画やアニメよりも、主に米国を中心とした外国産のテレビ番組が多い時代でした。今となっては冗談のような話ですが、テレビ黎明期には「吹き替え」その物が、まだ一般的に知られていなかったため、「さすがアメリカの俳優は日本語がうまい」なんて意見や投書が、かなりの頻度でテレビ局や新聞社に寄せられていたそうです。

この時代になると、さすがに少なくなってきたものの、それでも「どのようにして日本語に吹き替えているのだろうか? それにしても、うまく口に合うものだ」と、吹き替え担当の俳優さんたちの技術に感心しつつ、そのシステムに興味を持つ投書が増えていました。そこでTBSが番組のPRも兼ねつつ、吹き替えの様子を一般公開しようと考えたのが、この企画だったのです。

当日はTBSの小松達郎第一演出部長が「ルーシー・ショーのできるまで」を説明したあとに、7月13日に放送予定の「レースカーに乗ったビビアン」の吹き替えを収録。

TBSホールの正面にフィルムを映写しつつ、暗いステージ上には主人公・ルーシー役の高橋和枝さん(2代目カツオ君)、その友人・ビビアン役の林洋子さん(宮沢賢治作品のひとり語り芸公演でおなじみ)、ルーシーの娘・クリス役の池田昌子さん(メーテル)、その弟のジェリー役の清水マリさん(鉄腕アトム)らが立ち、集まったお客さんの前で、職人芸ともいえる吹き替え風景を公開したそうです。 
 
今や声優さんがアイドルとなる時代ですが、60年前に彼女ら「声優界のレジェンド」が、このような姿を公開していたとは驚きですね。

 参照 : 昭和38年6月20日付の毎日新聞夕刊

    文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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