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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/07/04

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【今日は何の日?】7月4日=目黒区内で木造アパートが崩れ落ちる。その家主は?(1971年)/ 雑学ネタ帳

古い木造2階建て (1).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

52年前の1971(昭和46)年。夜11時ごろ、東京・目黒区駒場1丁目にある空き家となっていた木造2階建てアパート(564平方メートル)2階の床が突如、大きな音とともに崩れ落ちました。

このため、同アパート2階に勝手に住みつき寝ていた住所不定無職の36歳男性が倒れた柱の下敷きとなり、全身打撲のため全治2週間のケガ。隣のアパートに住む主婦も飛び散ったガラスの破片で顔に軽いケガを負いました。

崩れ落ちたアパートは、作家・八切止夫(やぎり・とめお)さんが代表取締役を務める日本シェルター株式会社(※日本シェル出版を内包)の所有でした。

八切さんは耶止説夫名義で戦前期から数々の冒険小説、推理小説を執筆。歴史小説の分野では「上杉謙信は女性だった」「徳川家康は4人いた」「平家の祖先はペルシャ人」などなど、従来の歴史観を覆すかのような説ともに歴史小説を発表し続けており、同時に奇人変人ぶりでも、その名を知られた存在でした。

入居者が数年前に家賃を払わないまま夜逃げしてしまったことをきっかけに、八切さんはそのままアパートを空き家のまま放置していたとか。崩落事故を受けて「家賃が入れば原稿を書かなくなると、いい気で放置していたのがまずかった。うんと原稿を書いて、きれいにします」と頭をかきつつ、反省することしきりだったそうです。

 参照 : 昭和46年7月5日付の読売新聞夕刊

        文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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