Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2023/07/08

#コメット号#ジェット旅客機#九重千鶴#今日は何の日?#宝塚歌劇団#富士山#帝国ホテル#昭和27年#東京国際空港#羽田空港#試験飛行

【今日は何の日?】7月8日=世界最初のジェット旅客機「コメット号」が羽田に初着陸(1952年)/ 雑学ネタ帳

07月08日(富士山).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

71年前の1952(昭和27)年。午後4時17分、試験飛行を行っていた世界最初のジェット旅客機コメット号(英 デ・ハビランド社製)が東京国際空港(羽田空港)に初めて着陸しました。 

この瞬間、ロンドン~東京間を実飛行で27時間22分という驚異的な新記録が樹立し、成層圏定期航空路の開拓に大きな成功を収めました。

今ではごく当たり前の空港の風景、そして空港の音ですが、ジェット機特有のキーンという音とともに着陸したコメット号の姿に、当時の人々は驚きとともに大歓迎。マジェンディ機長以下、27人の乗組員は日焼けした顔、濃紺服に金ボタンの制服姿でタラップに降り立ちました。乗組員たちは歓迎の花束贈呈を行った宝塚歌劇団九重千鶴さんら6人の袴姿を、物珍しさそうにジッと眺めていたそうです。

マジェンディ機長は「試験飛行の結果は大成功だったと思う。小牧、羽田の空港は国際空港の標準すらみると狭いが、ご覧の通り着陸できたので、ジェット旅客機の発着には差支えない。定期航空開始の可能性は十分にあると思う」と、コメット号の性能だけでなく日本の玄関となる東京国際空港にも太鼓判を押しました。

また乗組員のハリー・ヘンサー写真班長は、高度1万1,000mから見た富士山の雄姿に感動した様子で「綿布団を敷き詰めたような雲が白くまぶしく光って、その真ん中から(富士山が)ぽっちりと黒い顔を出していた。乳房のように可愛かった」と、日本のシンボルを独特な言い回しにて表現。さっそく翌朝の朝刊で「富士山は乳房のよう」と見出しになっていました。

乗組員たちは同夜、帝国ホテル(東京・千代田区)に宿泊し、7月10日の朝10時に英国へと帰国しました。
 
 参照 : 昭和27年7月9日付の朝日新聞朝刊

   文 / 高木圭介

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事