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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/07/15

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【今日は何の日?】7月15日=首都圏民放第三のラジオ局「ニッポン放送」が開局(1954年)/ 雑学ネタ帳

古いラジオ(赤色).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

69年前の1954(昭和29)年。ラジオ東京(現・TBS)、日本文化放送(現・文化放送)に続く首都圏で3番目となる民放ラジオ局「ニッポン放送」が正式に開局しました。開局時の周波数は1310kHz(当時はKC=キロサイクル表記)でした。

開局時の売りは毎時30分からのニュース。午前7時10分からの「放送論壇」では保守派から社会党右派までの考えの人を放送者に選び、はっきりした保守的な立場からの主義主張を述べてもらい、ニッポン放送の論説陣にするという計画でした。

また娯楽路線も徹底し、雑誌に例えるならば「娯楽専門雑誌」を目指す方針でした。他にも毎日15本の朗読劇、ラジオ小説などの連続劇を放送するほか、ゴールデンタイムにも1本の放送劇をラインナップ。

開局前夜の14日にはプレ放送として午後6時より同社・稲垣平太郎会長(初代通商産業大臣)の開局挨拶を皮切りに、東京歌舞伎座日劇から記念番組を放送。続けてクラシック音楽落語などを放送しつつ、夜7時30分からは日劇からトニー谷さん司会、雪村いづみさんティーブ釜萢さん(かまやつひろしさんの父)、旗照夫さんらが出演するジャズショウを中継しています。

そして迎えた正式開局日の午前5時からイワノフ作曲『コーカサスの風景』を流し、記念番組等ではなく通常運転の放送となっていました。

開局に際し、新聞各紙に掲載された目玉番組の番宣広告では当時のキラーコンテンツである浪曲番組『浪曲玉手箱』(金曜夜9時=久光兄弟社提供)、ドラマでは『一足飛び』(月~金曜夜10時=三共提供)、『ワチニンコ物語』(日曜午前11時=森永乳業提供)、『娘と私』(月~土曜午前11時=日清紡提供)、『ポッポちゃん』(月~金曜夜8時=旭電化提供)などが大々的に紹介されています。

意外なところでは、開局2日後の7月17日から映画公開(11月3日)よりも3か月半ほど早く、毎週土曜夜7時から『怪獣ゴジラ』のドラマ版を放送。現在でいうメディアミックスということですね。

 参照 : 昭和29年7月14、15日付の朝日新聞、毎日新聞朝刊

         文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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