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【今日は何の日?】7月16日=平塚の海岸でたき火をしていた海水浴客が爆死(1966年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
57年前の1966(昭和41)年。神奈川県平塚市の海岸に横浜市から遊びに来ていた海水浴が、拾ってきた木箱を火にくべて、たき火をしていたところ、それが大爆発。男性2人は即死し、女性が救急車で搬送中に死亡。2人が重傷を負うという痛ましい事故が起きました。
この日は土曜日。平塚市千石の相模川河口東の砂浜で5~6人の海水浴客が、寒さしのぎのために、河口付近の水際から拾ってきた鉄道線路の枕木ほどの大きさの木箱(縦横15cm、長さ約150cm)を火にくべていました。木箱はなかなか燃えにくく、約2時間ほどくすぶっているうちに、中から高さ約10cmほどの鉄の塊のようなモノが顔を出したかと思ったら、ごう音とともに大爆発したのです。
たき火の至近距離にいた33歳と23歳の男性が空中に約30mも吹き飛ばされ、首や手足がバラバラとなって即死......。36歳と28歳の夫婦も全身やけどや打撲の重傷を負い、すぐに救急車で搬送されましたが、女性は搬送中に死亡。もう1人の男性も両耳の鼓膜が破れました。平和な海水浴場で起きた信じられない大事故です。
現場近くには戦争中、旧日本陸軍の高射砲陣地があり、地元の漁師さんの話によると、終戦(1945年8月)直後、砲弾を木箱に詰めては、沖合いの約2km付近に沈めていたとのこと。
6月末にも、同じく近くの海岸で口径3cm、長さ20cmの機関砲実弾が地引き網で引き揚げられており、そのほかにもたびたび地引き網にかかっていることから、平塚署と神奈川県警では、爆発した木箱も旧陸軍が終戦時に廃棄したものと見て捜査を続けたそうです。
この時点で戦後21年が経過していましたが、まだまだこういった戦争遺物が思わぬ事故や事件を起こしていたのです。
参照 : 昭和41年7月17日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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