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【今日は何の日?】7月20日=「太陽にほえろ!」にジーパン刑事(松田優作)が初登場(1973年) / 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
ちょうど半世紀前の1973(昭和48)年。人気刑事ドラマ『太陽にほえろ!』(日本テレビ)に、松田優作さんが演じる新人刑事「ジーパン刑事」が初登場しました。
放送開始から1年。初代の新人刑事として大人気だったマカロニ刑事(萩原健一さん)の殉職を受けて、新たにボス(石原裕次郎さん)が率いる七曲署に赴任してきたという設定です。殉職などを機に新人刑事が入れ替わり、その成長物語を描くという、テレビ史的にも斬新な手法はこの時に誕生しました。
松田優作さんはこの時22歳。文学座の研究生であり、この作品が事実上のドラマデビューであり、このジーパン刑事役を機に一躍、若手スター俳優となりました。
劇中でのジーパン刑事は、警察学校を卒業して七曲署に赴任してくるも、前夜に友人たちと前祝いで飲み過ぎてしまい、無銭飲食で捕まり、留置場から直接、初出勤してくるという破天荒な登場でした。のちのドラマや映画では、やたらと銃をぶっ放すシーンがおなじみとなる松田さんでしたが、この作品に限っては大の銃嫌いで、あえて拳銃を着用せずに得意の空手を活かしつつ、徒手空拳で犯人に立ち向かうという設定でした。
当時の新聞による新人・松田優作を紹介した記事によりますと「ノッポ(185cm)な割に動作がすばやく、低音で語るセリフもしっかりしているし、憂いをたたえた横顔はゾクッとするほどの魅力がある。しかし、正面、とくにアップでとらえた表情は視線が定まらず、暗さが目立つ」と記されています。
今からすると、「視線の定まらなさ」はどこか狂気をも感じさせ、「暗さ」の部分もまた、俳優・松田優作さんの唯一無二な魅力でしたね。
参照 : 昭和48年7月20日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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