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【今日は何の日?】7月22日=東京・江戸川区内の河川や池に「水泳禁止」の看板が設置(1963年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
ちょうど60年前の1963(昭和38)年。夏を迎え、水の事故防止を徹底しようとする警視庁江戸川署では、管轄の江戸川区内を流れる大小の河川や池に、危険を訴える「水泳禁止」の立看板を大量に設置しました。
今では考えづらいことですが、この当時はプールの数がまだ少なく、街を流れる川や池で水遊びをする子どもが多かったのです。小中学校の水泳授業なども、水質汚染により禁止されるまで、ごく普通に近所を流れる川で行われていたものです。
元気な子どもたちは平気で川や池へと飛び込むため、夏場などは水の事故も多く、保護者にとっては頭の痛い季節でもありました。とくに荒川や江戸川をはじめ、中川放水路など大小の河川や池が多いことで知られる江戸川区では、その対策を強化することに。この日は区内の各危険地帯に、江戸川区民生課や江戸川区青少年問題協議会が協力して製作した250本もの立て看板を設置したのです。
立看板は全3種。1.5平方メートルの大きさに白地で「水泳禁止」と描かれたタイプと、「ここで子供が遊んでいるのを見た人は注意して下さい」と大人に呼びかけるタイプ、そしてもう1つは60平方センチに鬼の顔を描き、その下に「きけん」と記して、幼児にもわかるようにしたタイプでした。
この日のうちに各支所、出張所を通じて江戸川区内の各町会と青少年問題協議会へと配布され、区内全域へと設置されたのでした。
参照 : 昭和38年7月23日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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