Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2023/07/24

#スプレー式缶コーヒー#今日は何の日?#東京都衛生局#濃縮ニューギニア・コールドアイスコーヒー#豊田通商#販売中止処分#食品衛生法

【今日は何の日?】7月24日=画期的な「スプレー式缶コーヒー」が販売禁止処分に(1968年)/ 雑学ネタ帳

スプレー.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

55年前の1968(昭和43)年。東京都衛生局が正式発売を控えていた画期的商品「スプレー式缶コーヒー」を販売禁止処分としました。

この「濃縮ニューギニア・コールドアイスコーヒー」は、オーストラリア・メルボルンにあるロバート・ティムス社による商品。高さ16cm、直径5.5cmの丸い缶入りで、窒素ガスによるスプレーで濃縮コーヒーをカップ等に噴射し、お湯や水を注ぐことで、1缶にて約48杯分ものコーヒーを楽しむことができるというスグレモノでした。

すでに5月30日、豊田通商東京支店がオーストラリアから1ダース入りを500ケース輸入済み。関係各位に見本を出していたところでした。

手指でフタを汚すこともなく、スプーンを容器に入れる必要もない画期的システムのため、当初は東京都衛生局も「独創的なアイデアで作られた、極めて衛生的な容器だ」と大絶賛していました。 
 
ところが日本の食品衛生法では、ジュースやコーヒーなど清涼飲料水は王冠などのフタで完全密封できる容器にて販売されなければなりません。ヘアスプレー式は「完全密封ではない」と判断されてしまい、急きょ一転して販売中止処分が決定。豊田通商が見本として外部に出していた19ケース分を除き、残る481ケースを東京都衛生局が回収したそうです。 

 参照 : 昭和43年7月25日付の毎日新聞朝刊

   文 / 高木圭介

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事