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【今日は何の日?】7月26日=宝塚ガール52名がアメリカ、カナダ公演に出発(1959年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
64年前の1959(昭和34)年。宝塚歌劇団の一行52名が14週間という、かなり大規模なアメリカ、カナダ公演に向けて、この日の午後3時、横浜港から日本郵船の氷川丸(写真は現在の姿)に乗って出発しました。
メンバーは当時、劇団理事でもあった天津乙女さんをはじめ、寿美花代さん(俳優の高嶋政宏さん、高嶋政伸さんの母)、浜木綿子さん(俳優・香川照之さんの母)、夏ノ宮千世子さん、藤里美保さん、時風子さん、飛鳥妙子さんら52名からなる大所帯でした。
一行は「ザ・タカラヅカ・ダンス・シアター」の名称で8月10日にカナダ・バンクーバーにて太平洋地域第2回国際芸術祭に出演し、以降14週もの長期間にわたってアメリカとカナダの各地区を公演。とくにニューヨークのメトロポリタン・オペラ・ハウスでは、「花田植」などを15日間にわたって上演しました。
当時の旅は大変な苦労とハードスケジュールが伴いました。まず兵庫県宝塚市を旅立った一行は7月24日の夜8時に「特急はと」にて東京駅に到着。翌7月25日には午前から2班に分かれて外務省、大蔵省、日本郵船など各関係先に挨拶回り。午後12時30分からは丸の内の東京會舘にて東宝及び、宝塚歌劇団主催の歓送パーティーに出席します。
続いて午後2時20分からと、夜7時20分の2回にわたって公演中の東京宝塚劇場の舞台からファンに「元気で行ってきます!」と挨拶。そして出発当日(7月26日)は朝8時30分には芝日本女子会館の宿舎を出て、9時30分に横浜港に到着。そのまま横浜港の中央突堤にて記念撮影を行い、税関手続きを経て午後2時に氷川丸に乗船。そして午後3時に出港し、一路、アメリカを目指したのでした。
今も昔も、一般人ならたちまちダウンしてしまうようなタイトかつハードなスケジュールを、笑顔とともに遂行していくのも、宝塚歌劇団の伝統なのかもしれませんね。
参照 : 昭和34年7月25日付の朝日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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