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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/07/28

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【今日は何の日?】7月28日=京王線の線路柵が燃える(1966年)/ 雑学ネタ帳

京王線(明大前付近).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

57年前の1966(昭和41)年。午前9時40分ごろ、東京都世田谷区松原町(現・松原)2丁目を走る京王線の線路わきにある木柵約100本が続けざまにモクモクと煙をあげ数本が燃え出してしまうという事件が起きました。

現場は京王線の明大前駅下高井戸駅の間。当時の鉄道は国鉄私鉄問わずにそうでしたが、線路の柵は古くなった枕木が流用されていたものでした。

この日は晴天続きで、関東以西は午前9時までに軒並み気温30度を超える猛暑日でした。35度超えも珍しくはない現在からすると、涼しいぐらいなのですが...。

さて、そんな木柵が火を噴いた原因です。京王電鉄の話によりますと、作業員が線路を突き固めるための機械の電源を取るために、竹製の集電棒を基電線にかけようとしたところ、この棒が折れてしまいガイシ(碍子)に当たり、ガイシが割れたことで電線がスパーク。その際に電気が木柵の上部に張られていた有刺鉄線へと流れてしまい、連日の晴天続きでカラカラに乾き切っていた木柵が燃え始めてしまったそうです。

すぐに、そばにいた保線作業員11人と、明大前駅から駅員6人がかけつけ、付近の商店街からバケツやホースで水を運び、約10分後には無事に鎮火。この騒ぎにより、京王線はガイシ交換までの5分間、上下線でストップしたそうです。
 
 参照 : 昭和41年7月28日付の毎日新聞夕刊

  文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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