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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/08/02

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【今日は何の日?】8月2日=異色のテレビ番組「CM博士の大冒険」が放送スタート(1971年) / 雑学ネタ帳

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 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

52年前の1971(昭和46)年。テレビの民間放送(民放)スタートから18年、民放とともに誕生したテレビCMにスポットをあてた異色のテレビ番組「CM博士の大冒険」が日本テレビにて放送開始しました。

放送は毎週月曜夜10時30分から10時55分までの25分間。CMそのものが題材となり、毎回、1つの企業におけるCMを特集し、前半20分はその企業の歴代CMの変遷とともに関係者による製作秘話。そして後半5分は現在ヒット中のCMを3本ほどセレクトして放送し、その製作エピソードとともに検証するといった構成でした。

番組ホストは軽妙洒脱を絵に描いたような俳優にしてマルチタレントの伊丹十三さん(のちに映画監督しても活躍)がCM博士にして実は産業スパイといった設定で登場。その助手役としてモデル出身のビーバーさん(女性3人組の歌手「モコ・ビーバー・オリーブ」としても活躍)が、伊丹さんと合間合間にコント風のやり取りを披露していました。

1回目となるこの日は「不思議な国のトリス」と題し、サントリーの「トリス」が特集されています。
 
当時としては、かなり画期的な番組ですが、ネックとなるのは民放の生命線たるスポンサーの問題でした。スポンサーからすると「提供番組で他社のCMを放送する」という矛盾に突き当たるからです。その矛盾に関して、この番組ではなんと1回ごとにスポンサーを替え、毎回、題材とされる企業がスポンサーとなるという、これまた異例のシステムを採用。ちなみに1回目はサントリー、2回目は味の素でした。

担当の後藤達彦プロデューサーは「CMが下手なドラマ以上に関心を集めている時代」と分析しつつ、「以前はCMタイムといえばトイレに立つ時間と相場が決まっていました。ところが最近はほとんどの流行語がCMから生まれています。それだけ関心を集めているものが番組の素材にならないわけがないと企画しました」と、異色番組の企画意図を説明しています。

 参照 : 昭和46年7月6日付、8月2日付の読売新聞朝刊

   文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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