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【今日は何の日?】8月4日=阪神タイガース選手が失踪のためNPB初の無期限失格選手に(1971年) / 雑学ネタ帳

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52年前の1971(昭和46)年。日本プロ野球機構(NPB)が午後2時より東京・銀座のコミッショナー事務局にて会見を行い、大浜信泉コミッショナーの口から、7月14日から失踪中で行方不明となっていた阪神タイガースの高山忠克外野手(当時27歳)を「野球協約第120条(失格選手)により、無期限の失格選手にする」と発表されました。
国内プロ野球の歴史において、無期限失格選手が出たのは初の出来事でした。
高山選手は63(昭和38)に栃木・作新学院高から国鉄スワローズに入団。在籍8年を経て、70(昭和45)に阪神に移籍。6月26日のヤクルト戦を最後に出場は途絶えており、これは当時、私生活でギャンブルに興じるあまりに多額の借金を抱えていたため、「村山実監督から借金返済のための猶予期間を与えられていた」と噂されました。
ところが高山選手は7月14日に阪神の合宿所「虎風荘」(西宮市甲子園)を出たまま、こつ然と姿を消し、関係者への連絡を断ったまま行方不明に...。球団および合宿責任者に所在を明らかにしていないこともあり、球団側はこれを「職場放棄」とみなしました。
困った阪神球団では7月29日付で高山選手の契約解除をセ・リーグの鈴木竜二会長に申請。鈴木会長を通じ、NPBの大浜コミッショナーに「無期限失格選手」とするよう要求したものでした。
参照 : 昭和46年8月4日付の読売新聞夕刊、8月5日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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