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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/08/06

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【今日は何の日?】8月6日=ウルトラマンとウルトラセブンが仲間であることが判明(1971年) / 雑学ネタ帳

08月06日(帰ってきたウルトラマン).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

52年前の1971(昭和46)年。この日の夜7時から放送された帰ってきたウルトラマンの第18話「ウルトラセブン参上!」にて、帰ってきたウルトラマンとウルトラセブンが初共演。異なる番組のヒーロー同士が同じ世界にいる仲間であることが初めて視聴者に提示されました。
 
1966(昭和41)年にスタートし、ウルトラQウルトラマンキャプテンウルトラウルトラセブン と続いてきたウルトラシリーズですが、東映制作のキャプテンウルトラを除いて同じ会社(円谷プロダクション)が制作し、同じテレビ局(TBS系)で放送と、子どもたちも何となく同一線上にあるモノとして捉えていました。

初代のウルトラマンから5年後に放送スタートした帰ってきた~は、タイトルがタイトルだけに、ウルトラマンの続きモノか、新しいウルトラマンと予想されていましたが、この時点で新旧ヒーローの共演はなし。セブンに至ってはデザインもかなり異なるため、全くの別番組である可能性もあったのです。

この日の放送で、怪獣ベムスターの猛攻に大ピンチに陥るウルトラマン(新)に対して、突如、宇宙空間に現れたセブンが新兵器「ウルトラブレスレット」を手渡し、ウルトラマンが逆転勝ちするというお話でした。ここで初めてセブンとウルトラマンが同じ世界にあるヒーロー、しかも仲間であることが証明されたのです。

まだ「ネタバレ」なんて認識は薄く、当時のテレビ番組では予告編や次回タイトルで、勝敗の結果やオチまで伝えてしまうこともしばしば。そのほか児童誌などでも事前に宣伝されており、子どもたちの期待値もMAXに。ウルトラマンとセブンの初共演を胸をワクワクさせつつ放送日を待ちわびていたのです。

ところが大事件が起きます。当初、放送が予定されていた7月30日の午後、札幌・千歳空港から東京・羽田空港へと向かっていた全日空機が、岩手・花巻市の北10km上空で自衛隊機と激突乗客乗員162人全員が死亡するという大事故が発生したのです。

当然、夕方からのテレビ番組は報道特別番組に切り替わり、子どもたちが今か今かと待ち構えていた夜7時からの「帰ってきたウルトラマン」の放送も中止に。まして劇中にはベムスターが飛行機を撃墜するシーンもあったのだから当然です。

1週間遅れで放送されたこの日の冒頭には、主人公・MATの郷秀樹隊員(団次郎さん)による「こんばんは、郷秀樹です。先週は急にお休みしてごめんなさい。今夜はウルトラセブンも出ます。みんなで観てください」という音声メッセージが流されました。

以降、12月24日放送の「ウルトラの星 光る時」では、初代ウルトラマンとセブンと帰ってきたウルトラマンが初の揃い踏み。最終回では敵役であるバット星人の口から「ウルトラ兄弟」という単語が初めて発せられ、次番組の「ウルトラマンA」からは、歴代ウルトラマンたちが「ウルトラ兄弟」として登場するに至り、現在へと至っています。 

 参照 : 昭和46年7月30日付の読売新聞夕刊、同年8月6日付の読売新聞朝刊

       文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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