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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/08/09

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【今日は何の日?】8月9日=八丈小島にヘリコプターでDDT散布(1956年)/ 雑学ネタ帳

八丈小島.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

67年前の1956(昭和31)年。蚊の大量発生により、刺されてフィラリア症になる住民が続出していた東京・八丈小島(※現在は無人島)に、朝9時から3回にわたってヘリコプターでDDT粉がまかれました。

八丈小島は古来より独特な奇病伝染病に感染する人が多く、それは蚊を媒介としたものと推測されていました。同島には水道施設がなく、真水は貴重品とあり、各家庭に雨水を確保するためのコンクリート製の水がめがあり、それがボウフラの温床となっていたのです。また同島独特の溶岩の岩場にできた穴にも常時、水が溜まっており、それもボウフラ大量発生の原因となっていたのです。

空中のヘリコプターより、白い尾を引きDDTが流れ出ると、地上では大歓声。見る見るうちに3.07平方メートルの全島が真っ白になりました。

150人余の島民の中には、初めてヘリコプターを見る人も多く、「この粉が悪い虫を退治してくれるとは......」と、空を飛ぶヘリを拝みだす老人の姿も見られたそうです。

指導にあたった東大伝染病研究所の佐々学博士の話によると「蚊の巣であった部落の周辺や海岸では、ものの見事にせん滅した。それにアカダニも死んでいる」と、DDT散布の成果は上々だったようです。

 参照 : 昭和31年8月10日付の朝日新聞

   文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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