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【今日は何の日?】8月16日=自動車追突事故でプロ野球ナイターが中止(1958年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
65年前の1958(昭和33)年。球場とは、やや離れた場所で起きた自動車事故によって、プロ野球のナイターが中止になるという珍事が起きました。
この日、川崎球場(神奈川県川崎市)にて行われていた地元・大洋ホエールズと中日ドラゴンズの試合中の出来事。三回裏で0対0。中日の中山選手が三振に終わり、ツーアウトという場面で突如、球場を照らしていたライトが消えてしまい、辺りは暗闇に包まれてしまいました。
東芝のおひざ元である川崎球場では、4年前(54年)に完成した高さ39mもの照明塔が大きな自慢でした。それは後楽園球場をも上回る「日本一の明るさ」を誇り、大きなウリとなっていたのですが、その自慢の照明が試合中にプッツリと消えてしまったのです。
その原因はなんと、球場からはやや離れた場所にある川崎競馬場付近での交通事故。自動車が電柱に激突したことで、その衝撃で3,300ボルトの高圧線がたるんでしまい、ショートしてしまったのです。
消灯から25分ほどは試合を中断して回復を待ち、様子を見ていましたが、点灯まで1時間以上もかかる見込みとあり、試合中止の決定が下されたのでした。
それまでも何度か、照明の故障が原因で試合が中断されたことはありましたが、中止にまで至ったのは大変珍しいことです。公式記録員さんの話によりますと、「数年前、後楽園球場での国鉄(スワローズ)と大洋松竹(ロビンス)戦の時に、送電線の故障で試合が中止になったことがあり、今回が2度目だと思う」とのことでした。
参照 : 昭和33年8月17日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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