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【今日は何の日?】8月20日=園児の集団退園により幼稚園が閉園(1973年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
ちょうど半世紀前の1973(昭和48)年。仙台市若葉町(現・仙台市太白区)の幼稚園にて、何かと口うるさい幼稚園経営者に業を煮やした保護者たちが、園児たちを集団退園させ、ついには幼稚園が閉園に追い込まれるという事件がありました。
それは私立きく幼稚園での出来事。この幼稚園の経営者は何かと口うるさく、「教室を汚すな!」「ご飯をこぼすな!」などなど、たびたび現場へと介入していたそうです。
ついには「こんなことでは保育に責任を持てない」と園長をはじめ、先生たちが次から次へと退職してしまう始末。この現状を見かねた保護者たちは「園児と先生を守る会」を結成し、経営者側と真っ向から対決する姿勢をとりましたが、まるでのれんに腕押しだった模様です。
それならばと最後の手段に出た保護者たちは、ついには園児たちを集団退園させる処置に出ます。なんと105人の園児のうち、101人が退園してしまうという強硬手段の末、ついに幼稚園は閉園してしまったのです。
保護者たちは退職した先生たちとともに「青空幼稚園」を始めると張り切っていましたが、経営者と保護者達の間に入る格好となった宮城県側も「法的な権限もないし...」と、ただ頭を抱えるばかりだったそうです。
参照 : 昭和48年8月22日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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