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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/08/27

#シアトル#今日は何の日?#太平洋横断#客船#山下公園#日本郵船#昭和35年(1960年)の出来事#横浜港#氷川丸#神戸港

【今日は何の日?】8月27日=氷川丸が最後の航海に出港(1960年)/ 雑学ネタ帳

氷川丸(正面).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

63年前の1960(昭和35)年。日本郵船の氷川丸(11.600トン)が270人の乗船客を乗せて、横浜港から最後の航海へと出港しました。

行先は米シアトル。1930(昭和5)年5月に横浜港から神戸港、そしてシアトルへと処女航海を行った氷川丸は、この時点で船齢31年となる老船。戦争を生き残った、国内唯一の客船でもありました。

7年前(53年)に再開されたシアトル航路に就航し、サービスをモットーに運航を続けてきましたが、航海ごとに赤字がかさむばかり...。日本郵船では、この日の第60次航海にて、氷川丸の配船打ち切りを決断したのでした。

横浜港からの最後の航海の船客は、1か月の訪日を終えて帰国するアメリカン・フィールド・サービスの高校留学生と、新学期を前に渡米する日本人留学生がほとんど。そのため盛大な見送りに応えるデッキには若さが満ち溢れていましたが、その一方でこの老船に名残りを惜しむギャラリーもたくさんいたそうです。

氷川丸は10月1日に帰港し、10月3日には神戸港へ。その時点で太平洋横断238回をもって航海を終えることになり、この時点ではまだ、その後の処遇は決まっていませんでした。

 参照 : 昭和35年8月28日付の朝日新聞朝刊 

        文 / 高木圭介

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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