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【今日は何の日?】8月27日=氷川丸が最後の航海に出港(1960年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
63年前の1960(昭和35)年。日本郵船の氷川丸(11.600トン)が270人の乗船客を乗せて、横浜港から最後の航海へと出港しました。
行先は米シアトル。1930(昭和5)年5月に横浜港から神戸港、そしてシアトルへと処女航海を行った氷川丸は、この時点で船齢31年となる老船。戦争を生き残った、国内唯一の客船でもありました。
7年前(53年)に再開されたシアトル航路に就航し、サービスをモットーに運航を続けてきましたが、航海ごとに赤字がかさむばかり...。日本郵船では、この日の第60次航海にて、氷川丸の配船打ち切りを決断したのでした。
横浜港からの最後の航海の船客は、1か月の訪日を終えて帰国するアメリカン・フィールド・サービスの高校留学生と、新学期を前に渡米する日本人留学生がほとんど。そのため盛大な見送りに応えるデッキには若さが満ち溢れていましたが、その一方でこの老船に名残りを惜しむギャラリーもたくさんいたそうです。
氷川丸は10月1日に帰港し、10月3日には神戸港へ。その時点で太平洋横断238回をもって航海を終えることになり、この時点ではまだ、その後の処遇は決まっていませんでした。
参照 : 昭和35年8月28日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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