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【今日は何の日?】8月28日=国鉄が北海道で火だるま列車実験(1973年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
ちょうど半世紀前の1973(昭和48)年。国鉄は列車火災の惨事を防ぐためのデータ収集のため、旧根室本線の狩勝実験線(北海道上川郡新得町)にて、国内初となる走行中の列車に火を放って、燃やしてしまうという火炎実験を行いました。
前年(72年)に北陸トンネル内で「急行きたぐに」が炎上。30人の死者、703人もの重軽傷者を出してしまった国鉄では、本社内に鉄道火災対策技術委員会を設置。火災対策が急務となっていました。
すでに停車中の客車を燃やして、その燃焼速度などを調べる実験は実施済み。この実験は走行中の列車火災の火が、どう燃え広がるか? そして燃えにくい内装材は何か?などを調べることが主な目的です。都心部では不可能な走行中の列車を火だるまにする実験には、田中利明副技師長ら国鉄の技術陣約200人、そして消防車とともに待機する消防隊が見守る中で行われました。
正午すぎ。蒸気機関車に引っ張られた5両編成の列車が現地に到着。前後には防護車、調整用の客車を2両ずつ編成し、真ん中に「急行きたぐに」と同じくナハ11型客車が編成。その天井、内張りのハードボードをアルミ素材のメラミン化粧板に替えるなど、燃えにくい仕様に改良してあります。その車両内にアルコールを撒いて引火し、走行中の車両が燃え上がりました。
塗料などから出る有毒ガスが、乗客に及ぼす影響を調べるために、ハツカネズミを10匹乗せたうえで、約4kmの実験線を最高速度60kmで走行したそうです。
8月30日、9月1日には防火用に改良していない通常の車両を使用して、同じく火だるま列車実験が行われ、その違いを貴重なデータとして蓄積させたのでした。
参照 : 昭和48年8月28日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
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