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【今日は何の日?】9月6日=鉄腕アトムと星飛雄馬が夢の対決!(1969年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
54年前の1969(昭和44)年。子どもたちに大人気の鉄腕アトムと『巨人の星』の主人公・星飛雄馬がテレビ番組の中で「夢の対決」を行いました。
これは芸能界やスポーツ界など、あらゆるジャンルのライバルをゲーム等で対決させるというバラエティ番組『前田武彦の天下のライバル』(日本テレビ)の中で実現したものです。
司会は前田武彦さんとうつみみどり(現・うつみ宮土理)さん。毎週土曜夜7時30分から放送されていたこの番組では、勝新太郎vs若山富三郎の兄弟対決、四方晴美(チャコちゃん)vs上原ゆかり(マーブルちゃん)の子役対決、森進一vs千昌夫の新進演歌歌手対決、千葉真一vs川口浩のアクションスター対決、ダーク・ダックスvsボニー・ジャックスのコーラスグループ対決などが実現しています。
ちょうど夜7時から大リーグボール1号完成後、飛雄馬が劇中のライバル・花形満と初対決する第76話『宿敵・花形との対決』が放送。その直後の放送となったこの日は、子どもたちに大人気のアトムと星飛雄馬の対決が企画されたのでした。
当然、アニメでの対決となるため、『巨人の星』を制作する東京ムービー(現・トムス・エンタテインメント)とAプロダクション(現・シンエイ動画)、『鉄腕アトム』を制作していた虫プロダクションによる共同制作となり、そのアニメ製作費だけで600万円かかったそうです。
まずはアトムと飛雄馬がクロスカントリーゲーム(山あり谷ありのコースを妨害にあいながらマラソン)で対決し、その後はいよいよグラウンドで野球勝負が実現。投手が飛雄馬、打者がアトムというほか、捕手は伴宙太、一塁手が花形満、三塁手が飛雄馬の父・一徹という布陣。審判はヒゲオヤジ、アトムの妹・ウランちゃんと育ての親・お茶の水博士は応援団として対決を見守っています。
電子頭脳を駆使して球筋を読むアトムに、いきなりレフト方面にホームラン級のファールを打たれた飛雄馬は動揺を隠せません...。アトムが見逃し三振かと思いきや、ギリギリでストライクゾーンから外れてボール判定となり、さらに動揺。ついに大リーグボ―ルで勝負を賭けますが、飛雄馬の投球フォームでそれに気づいたウランちゃんが「お兄ちゃん、今度は大リーグボールよ!」と叫んだことで、さらにさらに動揺して大暴投の失態。最後はフェイントをかけた超スローボールを放っては、アトムを空振りさせて、人間・飛雄馬が薄氷の勝利を飾ったのでした。
飛雄馬や花形、伴たちが本気で電子頭脳を持つアトム攻略に立ち向かう姿には、AIの凄まじい進化に混乱し、焦る54年後の人類の姿が重なりますね。
参照 : 昭和44年9月4日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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