#エナメル線#今日は何の日?#学研#寝屋川市#感電#昭和42年(1967年)の出来事#注意喚起#科学#鉱石ラジオ
【今日は何の日?】9月7日=学研の「6年の科学」付録で中学生が感電死(1967年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
56年前の1967(昭和42)年。大阪府寝屋川市の中学1年生男子(13歳)が、自宅の風呂場にて感電。悲鳴を聞いた家族が、すぐに近くの病院へと運びましたが、すでに亡くなっていました。
寝屋川署の調べによりますと、中学生は学研の「6年の科学」夏休み特別号に付録としてついてきた鉱石ラジオ(縦10cm、横4cmのプラスチック台に部品がついている物)を風呂場へと持ち込み、番組を聞いていました。ところが鉱石ラジオのアンテナ線を、電気のソケットにつけたほうがよく聞こえるのでは?と思い立ち、アンテナ線をつないだところ感電してしまったそうです。
学研側にまったく非はないものの、この痛ましい事故を受けて「ポケットラジオは約20万出たし、昨年も付録についていたが、事故があったのは初めてだ。子どもの科学教材用なので安全性には十分注意し、電源も必要ない。アンテナはエナメル線(直径0.24mm)で使わなくても聞こえるが、取り付ける際には説明書に書いてある注意事項を守ってもらえば危険はないはずだ」と新聞社の取材に答えしつつ、注意喚起していました。
学研の学年誌『科学』『学習』の付録教材は、多くの少年少女を毎月のようにワクワクさせたものですが、その使い方を一歩誤ると危険という教訓にもなった事故でした。
参照 : 昭和42年9月8日付の読売新聞夕刊
文 / 高木圭介
SNSシェア
介護のみらいラボ編集部コメント
高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。