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【今日は何の日?】9月18日=郵政省が「話し中でも電話がかかるサービス」を認可(1970年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
53年前の1970(昭和45)年。電電公社(現・NTT)が推進していた「相手が話し中でも電話がつながります」という新サービスが、郵政省から正式に認可されました。
手始めにさっそく月末より東京都内の四谷、世田谷、深川電話局と、大阪市の淀川電話局、名古屋市の金山電話局の5局の区域内にて、新規の申し込み受け付け、11月より5局の管内でサービスを開始。以降は順次区域を広げていく計画です。
このサービスは「通話中着信サービス(コール・ウェーティング・サービス)」というもの。話し中に他から電話がかかってくると「ツーツーツー」と短い呼び出し音が聞こえます。話し中の相手方の受話器にも「ププーププー」という信号音が入ります。そこで話し中の相手にそのまま待ってもらい、電話機のフックボタン(※受話器を置くところにあるボタン)をポンと軽く押すと、新しくかけてきた相手と話ができるという仕組み。
その間、それまで話していた相手との回線は保留されており、もう1度フックボタンを押すと、回線は元の相手へと戻り、再び通話できるというものです。
この新サービス、新しいクロスバー交換機の入っている電話局でないと不可能であり、交換機に新しい装置も必要でした。そのため電電公社では昭和45年度中に、東京で6,000台分、大阪で2,800台分、名古屋で1,200台分程度応じられるよう施設整備を急ぐことになります。
ちなみに、このサービスを利用するには付加料金として月額350円也を払う必要がありました。
参照 : 昭和45年9月19日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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