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【今日は何の日?】9月21日=トンボの名人・坂東八重之助が舞台で負傷(1953年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
ちょうど70年前の1953(昭和28)年。「トンボの名人」「立師の名人」「立廻りの神様」と謳われた歌舞伎役者・坂東八重之助さん(当時44歳)が、この日の夜に明治座で上演されていた『蘭平物狂(らんぺいものぐるい)』の舞台でトンボ(返り)を切り損ない、肩から落下して負傷しました。
この演目の売りは、どんでん返しの連続とスリル満点の立ち廻り。ハシゴのからみなど大がかりなうえ、屋根から石灯篭へとトンボを切って着地する場面があるなど、大変危険なため、あらかじめ出演俳優全員に1人につき100万円也の生命保険がかけられていたほどです。
皮肉なことに、殺陣を指導していた八重之助さん自身が先陣を切って負傷。付近の病院へと運び込まれた八重之助さんは、肩と腰に全治2週間の打ち身と診断されたのでした。
ところが保険会社が負傷した八重之助さんに支払った金額は「全治3週間以内の負傷」の規定により、1万円ポッキリ......。これではあまりに少なすぎるの声に、主催の明治座側から八重之助さんに見舞として金一封をハズむという形で、一件落着したそうです。
参照 : 昭和28年9月25日付の朝日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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