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【今日は何の日?】8月18日=街頭テレビの第1号が日比谷にお目見え(1953年)/ 雑学ネタ帳
《画像はイメージです》
ちょうど70年前の1953(昭和28)年。初の民間テレビ放送局となる日本テレビ放送網が、8月28日の本放送スタートを前に、東京・日比谷公会堂の前に、街頭テレビ塔(戦前に各地に設置されていたラジオ塔にならい、当時はこう呼ばれることが多かったそうです)を設置しました。
すでにNHKがテレビジョン放送を開始していたものの、日本国内でテレビ受像機を所有していたのは当時、わずかに900世帯ほど。日本テレビでは新時代のメディア・テレビの宣伝も兼ねて、この日比谷を皮切りに、都内の各ターミナルや盛り場など34か所、その他にも横浜、鎌倉、逗子、八王子、前橋など電波が届く範囲内の13か所に、このような街頭テレビ塔を設置していくことになります。
さて、多額な費用を投入して日比谷公会堂前に街頭テレビを設置したものの、日本テレビでは、まだ肝心なテレビ電波を発信していないという矛盾。そこで仕方なく、競争相手であるNHKの電波を受信して宣伝しようと試みました。
ちょうど人気の高校野球中継が放送中とあって、それを利用しようとしたところ、なんともタイミングが悪く、NHKでも送電故障中とあり、音声のみが聞こえつつ、映像は映らないという始末......。
物珍しさもあり、初の街頭テレビ塔の前に集まっていたギャラリーを前に日本テレビの係員は「これはNHKの故障で、当テレビの故障ではありません!」と必死の弁明に務めていたそうな。
参照 : 昭和28年8月19日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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