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【今日は何の日?】10月1日=マジックベルト!~「少年シンドバッド」が放送スタート(1965年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
58年前の1965(昭和40)年。日本テレビ夕方6時の月~土曜日の帯枠にて米国産アニメ『少年シンドバッド』(原題はSinbad Jr.and his Magic Belt)が放送スタート。初回のこの日は「火を吐く竜の巻」が放送されています。
制作は米国のハンナ・バーベラ・プロダクション。相棒のオウム・ソルティとともに世界中をヨットで旅する少年シンドバッドが、旅先にて出くわす怪獣やギャング、宇宙人、悪漢らと戦う勧善懲悪モノです。最大の特徴はバトル中にピンチに陥ったシンドバッドが金バックルに黒革の「マジックベルト」で腰をギューッと絞り上げると、たちまち逆三角形のムキムキ筋肉マンへと変身。悪党どもをメッタメタにやっつけて、ソルティとともに高笑い......といった感じ。毎回同じパターンです。
本放送終了後もフジテレビ、NETテレビ(現・テレビ朝日)、東京12チャンネル(現・テレビ東京)などで何度となく再放送が繰り返され、そのたびに番組タイトルも『冒険シンドバッド』だったり『冒険少年シンドバッド』だったり、「シンドバッド」と「シンドバット」が混在していたりと、かなりテキトーではありましたが、その再放送のおかげで、かなり広い世代に認知されています。
登場する敵役は千差万別ですが、悪党組織の名前が「ゴロツキ・カンパニー」だったり、悪党の名前が「六甲ダム」だったりと、原語版を忠実に和訳する気がサラサラないテキトーな感じが、この時代ならではです。
シンドバッドの声を吹き替えたのは、のちに星飛雄馬(巨人の星)やアムロ・レイ(機動戦士ガンダム)で大人気声優となる古谷徹さん(当時12歳)の、おそらく変声期前。ガラガラ声のオウムのソルティは、落語家の三遊亭小金馬さん(当時31歳=のちに金馬→金翁)でした。
「♪マジックベルト、マジックベルト、締めて立つ~」とグループサウンズ風の主題歌を歌うのはフォア・ジェッツという謎に包まれたグループですが、そのボーカルの一人は、若き日の"ホタテマン"こと安岡力也さんなんだそうです。
現在、50代半ば以上の人たちのベルトをギューッと絞り上げると、かなりの確率で「マジックベルト!」と口にすることでしょう。ぜひ、お試しあれ!
参照 : 昭和40年10月1日付の読売新聞朝刊
文 / 高木圭介
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