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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/11/02

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【今日は何の日?】11月2日=日本橋・銀座・新橋一帯の青空に86個ものアドバルーンが舞う(1955年)/ 雑学ネタ帳

アドバルーン.jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

68年前の1955(昭和30)年。晴れ渡った秋晴れのこの日、東京の日本橋・銀座・新橋一帯の青空に、一挙に86個もの宣伝用アドバルーンが一斉に舞い、訪れた人々だけでなく、広告業界をも驚かせました。

この当時、国内でもっとも高い建造物は国会議事堂の中央塔(65m)でした。まだ高層ビルが存在しなかった当時、空を見上げれば否応なく目に入るアドバルーンは屋外広告の王様だったのです。

銀座周辺は普段からアドバルーン激戦区でしたが、この日は某雑誌新築映画館の宣伝がバッティングしたうえ、両社ともに膨大な数のアドバルーンを上げたため、未曽有のラッシュとなったそうです。広告業界の話でも、50以上もにアドバルーンが一挙に空を埋めるのは空前の出来事だったとか。

この集中宣伝方式は53(昭和28)年のデパート商戦以来、一気に普及した新戦術でした。アドバルーンに「祝〇〇××」と記すと、贈られたほうと同時に、贈り主側の名前も同時に宣伝可能。しかも料金も1個あたり、1日で8,000円程度とリーズナブルとあり、それまでの花輪に代わって一躍、大流行していたのでした。

ちなみに、アドバルーンの内部に詰められる水素ガスは、戦時中に開発が進められていた風船爆弾用のガス製造装置が、そっくりそのまま"平和利用"されていたそうです。
 
 参照 : 昭和30年11月3日付の毎日新聞朝刊

  文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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