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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/11/03

#ソビエト連邦#ソ連#チャイカ#テレシコワ#ニコラーエフ少佐#ボストーク6号#モスクワ#今日は何の日?#宇宙飛行士カップル#私はカモメ

【今日は何の日?】11月3日=人類初!宇宙飛行士夫婦が誕生(1963年)/ 雑学ネタ帳

11月03日(私はカモメ).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど60年前の1963(昭和38)年。世界初、人類初となる宇宙空間を体験した男女の結婚として、全世界で話題となっていたソビエト連邦アンドリアン・ニコラーエフ少佐(34)と、ワレンチナ・テレシコワさん(26)が正午、モスクワの第一宮殿にて結婚式を挙げました。

新郎のニコラーエフ少佐はボストーク3号とソユーズ9号で2度の宇宙飛行を経験。新婦のテレシコワさんはこの年6月、ボストーク6号に単独搭乗して70時間50分で地球を48周する軌道飛行を行い、史上初の女性宇宙飛行士となりました。その時に地球上に向かって呼びかけた言葉「私はカモメ(ロシア語でチャイカ)」は世界的な流行語となりました。 

そんな流行語にちなんだのか? 新郎新婦は同じ名称の国産大型乗用車「チャイカ」4台を連ねて会場に到着。後続の車両には世界初の宇宙飛行士・ガガーリン中佐やチトフ中佐、ブイコフスキー中佐らの姿も夫人同伴でお目見え。それまで静かに待っていた観衆から「ウラー(万歳)」の声が上がりました。

この日のモスクワは2人の門出を祝うかのように澄み切った青空でしたが、モスクワなだけに初冬でも氷点下...。それでも2人の晴れ姿を一目見ようと、式場に通ずるグリポエードフ通りには、早朝から数百人が詰めかけていました。

式場内では2人がとくに望んだといわれるチャイコフスキーのピアノ協奏曲が奏でられる中、結婚登録を終わらせ、世界初の宇宙空間経験カップルは「563218」の番号の入った結婚証明書を受け取り、続けて金の指輪を交換しました。

会場にこだまする「おめでとう」の声、親戚や友人たちから投げ入れられる花束に埋もれつつキスを交わし、ここに人類初の宇宙飛行士夫妻が誕生したのでした。

翌64年(昭和39)には長女が誕生。しかし、2人は19年後の82(昭和57)年に離婚してしまいました。

 参照 : 昭和38年11月4日の毎日新聞朝刊

    文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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