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【今日は何の日?】11月7日=TVアニメ『エイトマン』が放送スタート(1963年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
ちょうど60年前の1963(昭和38)年。週刊少年マガジンで連載中の人気漫画『エイトマン』(平井和正作・桑田次郎画)のテレビアニメ版がTBS系でスタートしました。放送は木曜午後6時から。ふりかけでおなじみの丸美屋食品の一社提供でした。
エイトマンは殉職した警視庁の腕利き刑事・東八郎の脳をそのままコピーした電子頭脳を持ち、どんな顔にも変身できる人造皮膚、最高時速3,000kmで走れる加速装置を有するスーパーロボット。体内に埋め込まれた超小型原子炉にて動き、ときおりタバコ型の冷却剤を吸うことで原子炉を冷却制御しています。
その名称の由来は、49人が7人ずつ7つの班に分かれて犯罪捜査を行う警視庁捜査一課の、どの班にも属さない「8番目の刑事」という意味。原作漫画では「8マン」と表記されていますが、テレビ化にあたって、8チャンネル(フジテレビ)ではなく、6チャンネル(TBS)での放送ということもあり、混乱を避ける意味でカタカナの「エイト~」へと改められました。
変身前の東探偵、変身後のエイトマンともに、硬質にして澄んだ声の持ち主である高山栄さんが声優を務め、他の子ども向けアニメとは一線を画したハードボイルドなイメージを構築。しかし主人公の名前がコメディアンの東八郎さんと一緒だったり、初回で東探偵を殉職させる悪党の名前が「でんでん虫」だったりと、どこか脱力系ネーミングなのもご愛敬です。
浅草フランス座で活躍していた東八郎さんが小島三児さん、原田健二さんと「トリオ・スカイライン」を結成し、テレビに進出して一般的な知名度をアップさせたのは翌年あたりからのこと。もしタイミングがズレていたら、東探偵の名前も番組タイトル同様に変更されていたかも...?
「♪光る海 光る大空~」で始まる主題歌は、今やアニメソングのスタンダードとしてCMなどにも使用され続けています。イントロの勇壮なトランペットを演奏するトランぺッターの先名信勝さんは、ラッツ&スターの一員で、バラエティ番組等でもおなじみの「クワマン」こと桑野信義さんのお父様です。豆知識。
そんな桑野さんが、東八郎さんの急逝(88年)を受けて、志村けんさんの名作コント「バカ殿様」の家老(爺)を演じることになったというのも奇縁ですね。
子どもだけでなく、アダルト層にも人気だったエイトマンですが、65(昭和40)年に作画担当の桑田次郎さんが拳銃不法所持で逮捕されたことにより連載漫画が打ち切りとなったり、主題歌を歌っていた克美しげるさんが、76(昭和51)年に殺人事件を起こしたことで、しばらく有名な主題歌がテレビやラジオで放送ができなくなったりと、スキャンダルが多い作品としても知られています。
参照 : 昭和38年11月7日付の毎日新聞朝刊
文 / 高木圭介
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