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ニュース 今日は何の日?雑学 2023/11/12

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【今日は何の日?】11月12日=長野県唯一のミイラが入定から284年後に初公開(1971年)/ 雑学ネタ帳

11月12日(ミイラ).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

52年前の1971(昭和46)年。長野県の端光院(下伊那郡阿南町新野)にある、県内唯一となる即身仏(ミイラ)の補修が完成。この日、入定(にゅうじょう=死して即身仏となること)から284年ぶりに公開されました。 

このミイラは心宗行順大行者、通称「行人様」と呼ばれています。生前の俗名は久保田彦左衛門といい、26歳の時に火事で妻子を失い、世の無常から17年間も全国各地を放浪行脚しては修行し、47~8歳の頃に生きながらにして仏になることを決意。

この端光院の裏山にこもり、木箱に入り、断食をしながら経を唱え、貞永4(1687)年に入定したと伝わります。江戸では生類憐みの令が発せられた時代です。

代々伝えられる言い伝えや信仰問題などにより、ミイラは長らく秘密のベールに包まれていましたが、この年9月19日の例祭にて、新潟大学の小片保教授らの日本ミイラ研究グループが、ミイラの保存状態を危惧して「このままなら数年でダメになる」と説得したことから、地元民もやっとミイラの補修保存に賛成しました。

補修作業は10月26日より同教授らによって進められ、17日間かけて完成。高さ90cm、80cm、奥行き75cmの特製ガラスケースに納められ、行人様の入定より284年後に初めて一般公開されることとなりました。

 参照 : 昭和46年11月13日付の毎日新聞朝刊 

      文 / 高木圭介

 

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高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

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