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【今日は何の日?】11月14日=本場インドのヨガが初めて日本のテレビ番組で紹介される(1962年)/ 雑学ネタ帳

《画像はイメージです》
61年前の1962(昭和37)年。この日の夜11時、日本テレビのトーク番組『春夏秋冬』にて、本場インドのヨガが日本国内のテレビ番組で初めて実演、紹介されました。
まだ「ヨガ」という単語自体に馴染みが薄かった時代、この日の放送では「インドの心身鍛錬法」と題し、ヨガを紹介するためにインドから来日したシバリンガム氏、そしてヨガ研究家の沖正弘さんがゲスト出演。スタジオにてさまざまなポーズを実演しました。
レギュラー出演者の徳川夢声さん(作家、俳優)、サトウハチローさん(詩人)、奥野信太郎さん(慶応大学教授)、渡辺紳一郎さん(ジャーナリスト)、近藤日出造さん(漫画家)さんらも、初めて目にする本場のヨガ実演に目を丸くしていたそうです。
現在は健康管理やフィットネスの一環として、老若男女に普及しているヨガですが、こと日本国内においては長らく「ヨガの秘術」として、まるで魔法のような神秘的なイメージで語られてきた歴史があります。
55(昭和30)年に、力道山率いる日本プロレスにインド出身のプロレスラー、ダラ・シン選手が来日した際にも、インド出身という物珍しさもあり、ダラ・シン選手の技術やトレーニング法のすべてが「ヨガの秘術」として紹介。現在ではおなじみの足腰鍛錬法「スクワット」も、この来日時に日本のスポーツ界に伝わったとされていますが、これも「ヨガの秘術」とされていました。
また72(昭和47)年からNETテレビ(現・テレビ朝日)で放送され、子どもたちに大人気となった特撮ヒーロー『愛の戦士 レインボーマン』においても、「♪インドの山奥で修行して~」の主題歌通り、主人公がインドの山奥で修行してヨガの秘術を極めることによって、レインボーマンへの変身能力を手にしていました。
そんなレインボーマンの弱点は5時間にわたって石化した状態で座禅のポーズを取り、エネルギーを充てんしなければならない「ヨガの眠り」だったりと、当時の子どもたちに現在とはかなり違った「ヨガ」のイメージを植え付けていたのでした。
参照 : 昭和37年11月14日付の毎日新聞夕刊
文 / 高木圭介
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介護のみらいラボ編集部コメント
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