Produce by マイナビ介護職 マイナビ介護職

介護の未来ラボ -根を張って未来へ伸びる-

ニュース 今日は何の日?雑学 2023/11/15

#サラブレッド#トゥルヌソル#ワカタカ#今日は何の日?#元競馬場前#日本ダービー#昭和58年#東京都#目黒区#目黒競馬場#目黒通り#種馬#記念碑#銅像

【今日は何の日?】11月15日=目黒競馬場跡に記念碑が完成(1983年)/ 雑学ネタ帳

11月15日(目黒競馬場跡).jpg

 《画像はイメージです》

介護のみらいラボ編集部コメント

高齢者や同僚との話題が浮かばないときにすぐ使える、ウケる、会話が自然と広がる、雑学ネタや豆知識が盛りだくさん!コミュニケーションの活性化にお役立てください。

ちょうど40年前の1983(昭和58)年。第1回日本ダービー(東京優駿大競走)が開催されたことでも知られる目黒競馬場(東京都目黒区下目黒)跡地に、地元が中心となって製作していた記念碑と銅像が完成。にぎやかに除幕式が行われました。

目黒競馬場は1907(明治40)年に開設。32(昭和7)年には初の日本ダービーが行われるなど国内競馬のルーツが刻まれる地です。同競馬場は33(昭和8)年に第2回ダービーの開催後に閉鎖となり、以降、ダービーの舞台は府中市に完成した東京競馬場へと移りました。

すっかり住宅街となった目黒競馬場跡地には、コース外周の名残りである不自然なカーブが住宅街に残っていたり、目黒通りに「元競馬場前」の信号表記やバス停名として残されるのみ。競馬場の閉鎖から半世紀が過ぎたこの年、地元民らが立ち上がり、記念碑の設立に至りました。

凛々しい立ち姿が銅像化されたのは英国産の名馬・トゥルヌソル。てっきり、このトゥルヌソルこそが初代ダービー馬なのかと思いがちですが、実はそうではありません。

トゥルヌソルは競走馬時代、英国でプリンセスオブウェールズステークスなど6勝を挙げ、27(昭和2)年に脚部故障で引退後、約10万円(※現在の貨幣価値で10億円以上)で日本へと輸入され、千葉県の宮内庁下総御料牧場にて繋養されていました。
 
目黒競馬場での第1回ダービーを制したのは、そんなトゥルヌソルの子どもにあたるワカタカ。以降も種馬として大活躍したトゥルヌソルはワカタカ以外にも、5、6、8、9、12回の日本ダービーまで計6頭もの子孫がダービー馬の栄冠に輝いています。つまり、トゥルヌソルこそが国産サラブレッドの礎であり、その銅像は「種馬としての偉業」をたたえてのモノだったのでした。

 参照 : 昭和58年11月16日付の読売新聞朝刊

      文 / 高木圭介

 

【日本全国電話・メール・WEB相談OK】介護職の無料転職サポートに申し込む

最新コラムなどをいち早くお届け!
公式LINEを友だちに追加する

お役立ち情報を配信中!
X(旧Twitter)公式アカウントをフォローする

介護職向けニュースを日々配信中!
公式Facebookをチェックする

SNSシェア

高木圭介(Keisuke Takagi)

フリーライター

1969年、神奈川県川崎市出身。学生時代はレスリング選手として活躍。93年に東京スポーツ新聞社に入社しプロレスや格闘技を中心に取材。社会、レジャー担当記者、デスクを経て2014年9月に退社。現在はフリーライター兼コラムニストとして活動中。主な著書は『ラテ欄で見る昭和』(マイウェイ出版)、『新日本プロレス50年物語 第2巻 平成繁栄期編』(ベースボール・マガジン社)など。

高木圭介の執筆・監修記事